2010年8月11日水曜日

マルオカブトガニ(丸尾兜蟹)

言わずと知れた生きた化石。尾の断面が丸いことからその名が付けられている。
殻はエナメル状で、エビやカニと異なり火を通しても赤くならない。身の味は苦いが、一部の国では薬膳料理として食べられる。
鋏角亜門であり、クモやサソリに近い。裏返せばなるほどクモっぽいと思える。



2010年8月1日日曜日

アミメノコギリガザミ(網目鋸蝤蛑) オス

ノコギリのように突起の並ぶ体と、網目模様が特徴。別名マングローブガニのとおり、沖縄などではマングローブ林に住む。浜名湖産のドウマンと呼ばれるものが最も美味しいらしい。
鋏脚がたいへん強く頑強で、オスのものは肉食動物の顎を思わせる。茹でると鮮やかなオレンジ色に変化する。











タカアシガニ(高足蟹) メス

甲殻類最大の大きさに成長する種で、日本近海の太平洋側で漁獲される。静岡県沼津市戸田地方では特産として観光の目玉になっている。甲羅は魔除けとして閻魔の顔が描いたものが飾られる。メスはオスと比べ大変小さな鋏脚だが、実用的である。